Case

デジタルデバイド 事例

オンラインMTGや報告業務に
榎本建設株式会社(日光砂防事務所) 様

「山間部の電波が届かない工事現場でインターネットを利用したい」と、業務に欠かせない通信インフラ確保のため導入いただきました。

榎本建設株式会社様は、大正12年に創業されて以来、建築及び土木工事の施工という立場から地域に密着した安全・安心・自然豊かなまちづくりに取り組んでいる企業です。公共工事を主とした施工管理業務だけではなく、公共・民間問わず幅広い施工管理を行っている総合建設業です。
今回、日光砂防事務所様経由でPLANET-BBをご利用くださっている榎本建設株式会社の工事部 土木課主任 大出 豊様にインタビューさせていただきました。

PLANET-BBを導入した背景を教えてください
コロナの影響もあり、現場もデジタル化がどんどん進んできて、会議もオンラインの流れになってきました。業務の中でも様々なアプリケーションを使用しないといけないのですが、今回受注した現場が電波の無いところで困っていたため日光砂防事務所の担当者様に相談したところ、これを使用してください、と教えていただいたのがきっかけです。
もし回線が無かったとしたらどうなるのでしょうか?
書類は現場で作成するにしても、電波の入るところまで移動して、提出するという業務を行う必要があります。
今回の現場であれば、電波の届くところまで移動するのに約13㎞を片道30分、往復で1時間かけて移動する必要があり他の仕事が出来ないです。もし、書類に手直しがあっても電波の届かない場所に戻れば確認も出来ないですし、現場で書類を作成してまた電波の届く場所まで戻ってと、何往復もする可能性があります。WEB会議も出来ないので、業務を進めるうえでかなり非効率でしたね。
導入してよかったところを教えてください
まず、TeamsやZoomは問題なく使用できました。
また、ASPと呼ばれるWEBシステムで日光砂防事務所様と書類を電子化して受け渡しをしているのですが、こちらも利用できました。元々は紙で書類作成して、持って行ってチェックしてOKだったら決裁回して、ダメだったら、またやり直して…の繰り返しだったので、それがリアルタイムにできるようになったのは非常に良かったです。
あとは、電話だけであれば、衛星携帯を使えばいいのですが、インターネットも使いたいし、インターネットが使えればIP電話も使えるので、ベースが出来ました。
今後の展望について
今年は発電機からポータブル電源やソーラーパネルを使った給電方法にしたので、来年もなにかアップデートしていきたいです。あとは、衛星通信は未知数なところが多いので、プラスαで監視カメラや土石流のセンサーなど、いろいろ組み合わせてみたいなと思っています。インターネットが使えるようになったことで、それに付随するものが増えていけば、山間部の現場でも、街中と変わらない使い勝手の良いものになっていくと思います。電波の入るところで出来ていることを、衛星通信を使って出来ないかいろいろ試してみたいですね。

ネットワークイメージ

訪問させていただいた際、ご対応くださった皆様が優しく和やかでとても魅力的でした。この度はご協力下さりありがとうございました!

榎本建設株式会社
〒321-1406 栃木県日光市松原町20番地7
HP:https://www.enomoto-const.co.jp/
国土交通省関東地方整備局
日光砂防事務所
〒321-1414 栃木県日光市萩垣面2390
HP:https://www.ktr.mlit.go.jp/nikko/

CONTACT

ご相談やご不明な点など、
お気軽にお問い合わせください。

お電話でお問い合わせ

TEL03-5809-2074

受付時間 9:00~17:00(土日祝除く)